|
ブラームスのおすすめの曲 |
ロマンチックなブラームスの交響曲第1番
クラシック音楽の定番とも言うべきウィーンフィルハーモニー交響楽団とカール・ベームによるブラームスの交響曲第1番です。
ブラームスはこの曲を完成するまでに10年の期間を要したと言われています。
何故でしょう?
僕が学生時代に所属していたオーケストラを指揮してくださっていた方に聞いたところによると、ブラームスはベートーベンと格闘していたようです。
9つの交響曲を書き上げたベートーベンにより、もう交響曲は全て作曲されつくしたという感が有ったなか、ブラームスはなんとしてもそのベートーベンの9つの交響曲を上回る曲を作りたかったというわけです。
(気持ちは分かります。)
そして出来上がったのがこの交響曲第1番。
この曲の第4楽章には、ベートーベンの交響曲と闘った、そんなブラームスの苦悩を表すかのような旋律がでてきます(聴いてのお楽しみ)。
孤独って、自分との戦いなんだね。
★ブラームス:交響曲第1番|ハイドンの主題による変奏曲
★ブラームス:交響曲第1番
|
BGMには不向きだがブラームス : ヴァイオリン協奏曲ニ長調・ムター演奏、カラヤン/ベルフィル
交響曲と同様に、ブラームスの協奏曲もまた「重厚な」曲となっている。
このアルバムではヴァイオリニストのムターが、これまたカラヤン/ベルフィルに負けないくらい重厚な演奏をしてくれている。
音が何層にも折りたたまれ、深く、厚い曲をじっくりと大人の時間に聴いてみる。
演奏者たちの呼吸の音まで聞こえてきそうな演奏は、私たちが、まさに今、生きていることまでを実感させてくれる。
BGMとしては不向きな曲だ。
音楽と対峙して聴き込むほどに、味わいのある曲になっている。
たまには、そんな音楽もいい。
僕は何と言っても、ソロのヴァイオリニスト(このアルバムではムターだが)が、オケの演奏に入ってい来る瞬間が大好きです。
●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
●ブラームス : ヴァイオリン協奏曲ニ長調
収録されている曲
バイオリン協奏曲ニ長調
作曲: ブラームス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ムター(アンネ=ゾフィー)
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)
バイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調
作曲: ブラームス
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, ムター(アンネ=ゾフィー), メネセス(アントニオ)
指揮: カラヤン(ヘルベルト・フォン)
|
おすすめ交響曲(その1)はこちら / おすすめ交響曲(その2)はこちら
★ホームページへ ★上に戻る |
|
|
|