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只今のおすすめクラシック |
夏に冬を聴く!『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 四季』
本CDは「四季」の定番中の定番録音と言えるもの。
イ・ムジチ合奏団は、イタリアの室内楽団。
1952年にローマの聖チェチーリア音楽院の卒業生12名が集まって結成。
楽団としては指揮者をおかず、楽員全員の合議で音楽を作り上げる形式をとる。
イタリアや世界のバロック音楽界における最も名高い楽団のひとつであり、日本での人気も高い。
彼らの演奏するヴィヴァルディの『四季』はあまりにも有名で、それがバロック音楽ブームの火付け役だと言っても過言ではない。
「イ・ムジチ」とはイタリア語で「音楽家達」(The Musicians)を意味する。
このヴィヴァルディの「四季」は、もともと、彼が教えていた学校の女子高生のために書いた曲らしい。
たいていの人は「春」は聴いたことがあるでしょうから、この際、夏も秋も、そして冬も聞いてみよう。
それぞれの季節のイメージを自分で膨らませて聴くのが楽しく聴くコツです。
特にこの演奏は素晴らしいので、思う存分、バロック音楽を堪能してください。
●ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季 / 調和の幻想 第6・8・10番
●ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季 / 調和の幻想 第6・8・10番
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18世紀の大ヒット、ポップス。バッハ:ブランデンブルグ協奏曲
バロック音楽を得意とするパイヤールが、手兵のパイヤール室内管とともにブランデンブルク協奏曲のエレガントな演奏を披露している。
数ある(ホントに星の数ほどある)ブランデンブルグ協奏曲の中で、群を抜いた伸びやかさがこのパイヤール室内管弦楽団の演奏には在る。
2番のアンドレのトランペットの輝かしさをはじめとして、いわゆるバロック音楽ブーム真っ盛りのころを髣髴とさせる内容になっている。
4番もフルートによるものであるが、3楽章のフーガをこれほど美しいレガート的な演奏で行っているものはないと思う。
トランペットの艶やかな高音域、弦楽器の自由闊達な響き、ことにジャン=ピエール・ランパルのフルートには、どこかしら郷愁へと誘う美しさが存在する。
録音は残響が豊かで、教会の中でバッハの協奏曲を聴いている感じが強い(実際、録音自体が教会でおこなわれている)。
出勤前のひとときを(あるいは満員電車の中のひとときを)、18世紀の大流行作曲家バッハのポップスで軽快に過ごす、これまた浮世を忘れた贅沢な時間の過ごし方をしてみよう。
●バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第2・3・4・5番
●バッハ:ブランデンブルグ協奏曲
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