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ラヴェルのおすすめ名曲集 |
小太鼓に拍手!『ボレロ』他 ラヴェル作品集
映画『愛と哀しみのボレロ』の中で、エッフェル塔をバックにジョルジュ・ドンが踊ったことで一躍脚光を浴びたラヴェルのボレロ。
そして、これまた「のだめ」で使われ、いっきに若者にブレイクした(ブレイクしたのよね?)ボレロ。
ボレロとは、そもそもスペインの民族舞踏で、ギターの伴奏により踊り手がカスタネットでリズムをとりながら踊る4分の3拍子の舞曲。
小太鼓が「タンタタタタンタタタ タッタッ タンタタタタンタタタ タタタタタタ」と有名なリズムを169回繰り返すボレロ。
最初は「あれ?水戸黄門か?」と思うかもしれないが(思わないか)、徐々に盛り上がり、最後には絶頂期を迎える。
序奏から最後の大編成オーケストラの圧倒的な音量でフィナーレを迎えるまで、何度聴いても決して飽きさせることなく聴く人を興奮させてしまう傑作だ。
ラベルのその他のラベルの曲もスペインをテーマにしたものが多い。
このアルバムでは『ボレロ』はカラヤン指揮ベルリン・フィルで、きっちりと期待通りに演奏しきっている。さすがだ。
『ラ・ヴァルス(舞踏詩) 』はピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィルの新録音。めくるめく饗宴はめくるめく饗宴をご堪能あれ。
『ピアノ協奏曲ト長調 』『水の戯れ 』『夜のガスパール』は天才アルゲリッチの最高の演奏(しかも、これが音壇デビューアルバムとは!)で聞ける。
ラヴェルの最高傑作のひとつ『ピアノ三重奏曲イ短調 』は練達のボザール・トリオの演奏だ。この曲の出来がまた良い!完璧に近い演奏だ。
最後をアッカルドの『ツィガーヌ』。
いずれも、ラヴェルの魅力をいかんなく伝えてくれる。
このアルバムで、あなたも知的で薫り高いラヴェルの虜になれる、おすすめのの一枚です。
●ラヴェル:作品集
●ラヴェル:作品集
(収録曲)
1. ボレロ
2. ラ・ヴァルス(舞踏詩)
3. ピアノ協奏曲ト長調
4. スペイン狂詩曲
5. 水の戯れ
6. 亡き王女のためのパヴァーヌ
ディスク:2
1. 「ダフニスとクロエ」第2組曲
2. 夜のガスパール
3. ピアノ三重奏曲イ短調
4. ツィガーヌ
声楽と舞台作品を除くジャンルから網羅され、ラヴェルの魅力はほぼ把握することができる。
音源はアルゲリッチのデビュー・アルバムからブーレーズの90年代の録音までから慎重に選ばれている。 |
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