おすすめ交響曲 |
パリ管弦楽団に撃たれる!「幻想交響曲」
きらびやかで壮大な演奏を聴きたいなら、この曲に勝るものはない。
ベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」だ。
特にシャルル・ミンシュ指揮のパリ管弦楽団の演奏が素晴らしい!(カラヤン-ベルリン交響楽団のは駄目だ。)
4楽章から5楽章にかけては、レッド・ツェッペリンも真っ青だ。
●ベルリオーズ:幻想交響曲
●ベルリオーズ:幻想交響曲
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ベートーヴェンを聴きこなす♪
●ベートーヴェン:交響曲第1番/第3番「英雄」
僕が最初にトランペットで演奏したクラシック音楽がこの「英雄」だった。
この曲にまつわる、有名な逸話だが、フランス革命に感銘を受けたベートーヴェンが、ナポレオンに献呈することを想定して(のちに撤回)作曲したのが、この「英雄」だ。つまり最初は、英雄=ナポレオンだったのだね。
それはそうと、曲自体はしっかりとしており、既にベートーヴェンがこの頃には交響曲という音楽の形式を確立していたと言えるだろう。
●ベートーヴェン:「運命」& 交響曲第8番
言わずと知れた「運命」だ。
でも、ほとんどの人が、あの世界一有名な冒頭の旋律しかしらないのではないだろうか?
運命の本当の良さは実は第3楽章から第4楽章にかけてあるのだと僕は思っている。
●ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ほか
記憶が定かではないが「便秘」の人に効く音楽がこの田園だとか。
その噂の真偽はともかくとして、確かにこの音楽を聴いていると、ゆったりとした気分になれ、ストレスも解消されて、便秘も治りそうだ。
●ベートーヴェン:交響曲第7番 ほか
地味ながら、知る人ぞ知る名作である。
僕はこの7番が、実はベートーヴェンの交響曲の中で一番好きなのだ。
クラシック音楽(それも特に交響曲の)入門編として、お奨めしたい。
●ベートーヴェン:交響曲第9番
この曲を聴くたびに、やっぱりベートーヴェンは天才だったんだ、とつくづく思う。
第1楽章から第4楽章のフィナーレまで、寸分の隙も無い。
是非、一生に一度位は聞いておいたほうがいい人類必聴の1曲です。
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バーンスタインの『未完成』は完成品!
「20世紀最後の巨匠」の1人であったバーンスタインは、ニューヨーク・フィルでの黄金期を経て、70年代以降は活動の中心をヨーロッパに移動した。
その情熱的で躍動感あふれる棒さばきは、亡くなる直前までいささかも衰えることはなかった。
作曲家としても成功を収めた彼は、カラヤン同様さまざまなジャンルに数多くの録音を残している。
シューベルトはその短い生涯のなかで、名作と呼ばれる歌曲を量産する一方で、形式に依存する交響曲やピアノソナタの分野では決して第一人者とはいえない存在であった。
しかし、ここに収録されている『未完成』交響曲は、モーツァルトのレクイエムと並んで、最も演奏機会の多い未完成ものとして、そのロマンティックな旋律が印象深い。
また『ザ・グレート』も長大でありながら様式美と旋律の美しさが調和した名曲であり、その両曲を晩年のバーンスタインが、広がりのあるゆったりとした歩みで聴かせてくれる「大人」の1枚である。
コンセントヘボウとバーンスタインの組み合わせは名演奏が多い。
この演奏もその中のひとつ。
未完成第一楽章の展開部は大迫力で実にかっこいい。
またグレートの演奏も3楽章、4楽章が絶品。
演出過多と感じる人もいるかもしれないが、この曲はそれぐらい濃厚に演奏して欲しいと思う。お勧めです。
●シューベルト:交響曲第8番「未完成」|交響曲第9番「ザ・グレート」
●シューベルト:交響曲8&9番
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クラシック超入門編!ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
カラヤンは「新世界」を5回,「モルダウ」を6回録音したが,85年録音の当盤は,それぞれの曲について彼の最後の録音となったもの。
両曲への愛着の深さが伝わる演奏だが,特に「新世界」は細部まで丹念に練り上げられ,その完成度の高さは注目される。
オーケストラもウィーンフィルだから問題ない。
メロディとハーモニーの至極の美しさを体験しよう。クラシックの超入門編として最適です。
●ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」他
●ドヴォルザーク:交響曲第9番
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「魂の普遍的な力」ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
現代音楽の巨匠、ショスタコーヴィチの名作中の名作。
しかも、バーンスタインの歴史的名演奏。
なおかつ、これが1979年の東京でのライブ録音!!(信じられない。)
『革命』の名前でも知られているこの曲の、その名の通りの迫力と悲壮感がたまらなく良い。
バーンスタインが、この曲の秘めたる力をアジアの片隅で解き放った!
バーンスタインのショスタコーヴィチ5番の、79年東京公演ライヴ。
燃焼度の極めて高い演奏で決定的名演として知られる。協奏曲はオーマンディと組んだ若きヨーヨー・マの演奏。
演奏者も聴衆も、彼が表現した「魂の普遍的な力」のようなものを体験することができる。
そういう「体験」を出現させるのが「名演」であり、このCDの演奏はまさに名演であると思います。
ショスタコーヴィチは、「寒さが身に染みるような」音楽を作った人である。
この「第5」と、一緒に収録されているチェロ協奏曲もその例外ではない。
恐るべき寂寥感の表現、人間の「生」を感じさせないその響き。
また現代音楽(というよりも、もはや20世紀の音楽というべきか)によく出てくる、「先の見えない不安」を表現したような音も特記すべきだろう。
バーンスタインの指揮はその特徴を存分に引き出し、「寒い」。
●レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル/ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番
●ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
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