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メンデルスゾーンのおすすめ名曲 |
「メンコン」と「チャイコ」のバイコン
●ヴァイオリニスト:ハイフェッツ(ヤッシャ) , シカゴ交響楽団 (演奏), ボストン交響楽団 (演奏),
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をクラシックファンは「メンコン」と呼び、愛してやまない。
優美で洗練された、甘いメロディが冒頭から、あなたを包んでくれる。
メンデルスゾーンは、そもそも裕福な家で生まれ、祖父は有名な哲学者、父は銀行家、というお坊ちゃまだった。
あらゆる貴族的な教養を身につけ、しかも気立てが良い、という、まことに羨ましい限りの優等生な人生を送っている。
そのメンデルスゾーンならではの曲が、この「メンコン」だ。
第1楽章から最終楽章まで魅惑的で、聴く人の心をとらえずにはおかない。
一方のチャイコフスキーもメロディアスな曲作りにかけては右に出るものがいないほど、うまい曲を作る人だ。
通常、四大ヴァイオリン協奏曲と言うと「ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー」となる。
前者の2曲に比べると、後者の2曲は女性的で洗練された印象を受ける。
ところで、このアルバムのヴァイオリニストのハイフェッツは、その甘美に流れやすい2つのヴァイオリン協奏曲をクールにきりりと端正に、そして技術的には完璧に弾きこなしている。
かと言って、曲が持つ洗練さは失われてない、という稀有な演奏になっている。
僕としては、そのほうがむしろこの2つの曲の本質を突いているような気がして、気に入っている。
4大ヴァイオリン協奏曲のうち2曲が聴ける、このアルバムもまた、クラシックファンにとってはありがたい一枚であると同時に、ヴァイオリン協奏曲入門としても最適なアルバムとなっている。
●ヤッシャ・ハイフェッツ/メンデルスゾーン&チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲)
●メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 他
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